大韓航空の元副社長(趙顕娥/チョ・ヒョナ/Heather Cho)が引き起こしたあの事件、
フライト・アテンダントのKim Do Heeという人が、暴言と肉体的に攻撃されたとして、
大韓航空と元副社長を相手に、
3月10日、アメリカ・NY州・クイーンズ地区(NYのジョン・F・ケネディ空港のある地区)の裁判所に、
賠償金を求める民事訴訟を起こしました。
http://www.foxnews.com/world/2015/03/11/flight-attendant-in-korean-air-nut-rage-incident-sues-airline-former-executive/

この件の元々についての経緯をご存じない方は、下記のウィキペデアをご覧になってください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9F%93%E8%88%AA%E7%A9%BA%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%84%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3

前にこの件を調べているときに「ナッツ・リターン」の「リターン」が
「ゲートへ引き返させたことではなく、世論のしっぺ返し」だという記述の記事を読みました。

確かにそうです。
カノ国の方々の怒りは相当なものだったようです。
カノ国の司法も人民に迎合して、彼女に執行猶予なしの1年の実刑を言い渡したくらいです。
まあチョ・ヒョナ側と検察側の双方とも控訴状を提出してますが… 



しかしながら、この事件を「ナッツ・リターン」と呼んでいるのは日本だけです。

カノ国や英・米の国はこの件を「nut rage / ナッツ・レイジ」と呼んでいます。

「rage」とは 「激怒」とか「憤怒」という意味です。



そして、「nut」には「(木の実の)ナッツ」や、「(ボルト・ナットの)ナット」の意味の他にも、
まだ意味があります。スラング(俗語)ですが、

nut
ttp://ejje.weblio.jp/sentence/content/nut

通常は複数形の「nuts」で形容詞として
Are you nuts? (お前はばかか?)
She is nuts.(彼女は気が狂ってる)
などの使い方をしますが、
単数形だと 名詞の「狂った人」の意味になります。


なので、もうお解りですね。
「ナッツ・レイジ」は「狂人の激怒」という意味が隠されています。
そしてその「ナッツ」はマカダミアではなく

nut rage



日本のマスコミはカノ国に優しい方々が多いので、
このことは気が付いていても報道することはないでしょうね。

そしてこのNYの裁判所に出された民事訴訟に関しても、報道はあるでしょうか?




ご覧いただきありがとうございます       <モスクワの鐘>



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