「'88 ブライアン対決」のシリーズは、
2010年のバンクーバーオリンピック以前からの真央ちゃんとキムヨナの戦いに於ける、
キムヨナのコーチであったブライアン・オーサーという人物を知る上での重要なカギとなるものです。
1988年カルガリーで張られた伏線は、2010年バンクーバーで回収されたと思っています。
                           <2021年2月13日 追記>

・‥…━━━☆・‥…━━━☆


カルガリー・オリンピックでの、
ブライアン・オーサーのロング・プログラムです。

2年前のボイタノさんのインタビューでの告白を裏付けるような、
ディック・バトン爺による、
とても、不可思議な解説です。


怪しいところが数か所あります。
お解りになる方のご協力をお願いいたします。m(_ _)m
https://www.youtube.com/watch?v=CXI60xkSNW0

https://www.youtube.com/watch?v=HzXdu1jCtQE   <2020年1月12日 差し替え>
YouTube のサイトでご覧ください


B: ディック・バトン
 X: アナウンサー O: ブライアン・オーサー D: デビッド・サンテー(インタビュアー) 

0:00  B: moment of the USA
      アメリカにとって大事な瞬間がやって来ました!m(_ _)m
0:02  B: This was the man of the man made of country of Canada
      これはカナダという国が作った、男の中の男
0:07  B: if he skates brilliantly tonight, it would show that he has completely overcome the
      fears and nervousness he has in the past.
      もし彼が今夜鮮やかにスケートをしたら、彼は過去にあった恐れと緊張を完全に克服したことを
      見せるでしょう
0:16  X: Canada usually Kind of unusual to see him shaking his fist to begin the performance
      カナダは、演技を始めるにあたって、いつも       震えている彼を見ています。
      演技の前に拳を握りしめるという、彼にとってある種異様な状況です。m(_ _)m
0:25  X: because his… how much it means to him 
      なぜなら彼の… これが彼にとってどれほどのことかということです
0:27  X: the first two moves will be clear
      最初の2つの動きには欠点は無いでしょう
0:58  B: Brilliant, brilliant triple lutz
      鮮やかな、鮮やかな トリプル・ルッツ

2:06  B: Ugh…!
      あー!(着氷ミス)
2:08  B: a… edge now, he did not reach back far enough with his free toe pic… oh…
      that cause that.
      彼はトゥピックを十分遠くの後ろに届くことが出来なかった… それが原因
2:15  X: Could that be the difference. 
      違い(差)になるかもしれない。
2:16  B: But everything else brilliant. 
      でも他は素晴らしい
2:18  B: I don't think… I don't think that… that will make a difference.
      私は…私はそれが差を作ってしまうとは思わない
2:30  B: Brian Boitano also had one two-foot landing in the triple jump
      ブライアン・ボイタノも1度トリプル・ジャンプで両足着氷をした(嘘です!)
2:35  B: This was not a major mistake in the overall perspective of the situation
      これは状況の全体的な観点の中では、大きなミスではありません

3:44  B: He just opens up in the air beautifully for the landing out of those… those jumps
      彼は着氷のために空中で美しく開いて、それらのジャンプのうち…
3:49  B: Superlative
      最高(無比)

4:23  B: In all his previous programs that has been a triple jump.
      He gets it a double one tonight.
      彼の以前のプログラムは全部、トリプル・ジャンプでしたが、今夜はそれをダブルにしました
4:29  B: It was intended to be double. It was not an opened-up triple jump.
      ダブルにすることを意図していました。トリプル・ジャンプが開いたものではありません。

5:10  B: Looked just a little bit tired
      少し疲れているように見えました。
5:18  X: Is this Canada's first Olympic men's figure skating champion?
      これはカナダ初のオリンピックの男子のフィギュア・スケートのチャンピオンですか?
5:36  X: That will be for the judges to decide and all I know is I'm glad I'm not one
      それはジャッジが決めることで、私がわかっていることは、私が(ジャッジの)一人では無くて
      良かったということです
5:41  B: Well, clearly, clearly, that was in 99 and 99 one… two hundred percent performance.
      There's his father obviously very pleased with him, except for that one glitch on that… 
      on that one jumping. 
      まあ、明らかに、明らかに、99.99~1…200%の演技でした。 
      彼の父親がいます、明らかに、彼にとても満足しています、あの一つの小さなミスを除いて… 
      あの一つのジャンプの…
5:56  B: It really was a first-grade performance.
      本当に一級(一等)の演技でした
6:00  B: Look at this now, the triple flip jump. Watch him turn the three step with the toe pick,
      didn't reach quite far back enough, and double footed that landing and launched
      around there. 
      さあ、これを見てください、トリプル・フリップ・ジャンプ。トゥ・ピックでのスリーステップで
      ターンするのを見てください(?)、十分なほど後ろに達していなくて、着氷は両足でそこらに
      下りてきました。
6:12  B: But that was not a fall. It was simply just not a good jump
      でもそれは転倒ではありませんでした。単に良いジャンプではなかったということです
6:17  B: A difficult problem with it but not a… not an insurmountable one. 
      難しい問題ですが、乗り越えられない(打ち勝てない)ものではありません。
6:20  B: And this was his double axel. Look at the height, and his stretch and… the landing.
      そしてこれは彼のダブル・アクセル。高さと、彼の伸びと…着氷を見てください。
6:27  B: That's what he chose to do instead of a triple, but he had done a triple earlier in the
      program, so there is simply nothing that… can be marked off for that
      だから彼はトリプルの代わりに選択したんです、しかし彼はトリプルをプログラムの初めの方で
      しています、だからそれは何の採点もされないかもしれません
6:34  B: Nothing at all. That was perfect planning on his part.
      何でも(大したことは)ありません。彼のパート(部分)は完璧な計画でした
6:38  B: He was taking it carefully.
      彼は慎重にそれを取った(取り除いた)のです。 
6:40  B: If I had to estimate the way he felt about this program right now, it would be that
      he felt he had done a good job, not as quite as good as he can… 
      もし私がこのプログラムについて彼の感じ方を予想しなければならないとしたら、彼はよくやったと
      感じているだろうと、彼が(最大限)出来る程、良くは無いにしても

6:47  X:        excuse me, look at this… 5.8s, not as strong for technically merit. 
      すみません、この複数の5.8点を見てください、テクニカル・メリット(技術点)として、
      それほど強くはないけれど
6:54  B: or win it?… win it?
      勝ったか?勝ったか?
6:55  X: I’ve learned, five 5.9s to Brian Boitano
      ブライアン・ボイタノには5つの5.9があったと記憶してます
7:00  B: No! Boitano’s marks, I think, are higher.
      いや!ボイタノの点は、もっと高かったと思う
7:03  X: They are!
      そうです!
7:04  B: Yes, they are higher in that technical merit marks
      そう、高かった、テクニカルメリットの点は 
7:07  X: Here, second set to come 
      さあ、第2セット(アーティスティックインプレッション:芸術点)が来ますよ
7:08  B: One, two, three, four, five 5.9s 
      1、2、3、4、5個の5.9点
7:12  X: That’s right. 
      その通り!
7:12  B: It’s only one for Orser’s 
      ブライアン・オーサーにはたった一つ(の5.9点)
7:14  X: You got it.
      その通り(了解)
7:15  B: Now, this is artistic impression 
      さあ、これがアーティスティックインプレッション
7:15  X: Now,  Let’s see!
      さあ、見てみましょう!
7:16  B: Let’s make a difference!
      違いを際立たせましょう!
7:19  X: These are stronger than Boitano but how’ll all come out?
      ボイタノよりは強い(点)ですが、全部でどのようになるでしょうか?
7:22  B: Wow!
      ワオ!
7:23  X: Boitano has won!
      ボイタノが勝った!
7:24  B: Oh, my…!
      何ということだ!
7:26  X: Brian Boitano has won the gold medal!
      ブライアン・ボイタノが金メダルを獲りました。
7:29  B: Here you go.
      はい、どうぞ
7:30  B: Well, well, well… 
      おや、おや、おや…
7:36  X: David? David? Boitano has won!
      デビッド? デビッド? ボイタノが勝った!
7:42  X: David, he finishes second.
      デビッド、彼は2位に終わった
7:46  D: Brian, I have good news for you and bad news. 
      ブライアン、僕は君にいいニュースと、悪いニュースがある
7:47  D: Although tremendous composition style marks, but you came in second. Your reaction?
      驚異的な構成の特性だけれども、君は2位になってしまいました。反応は?
7:51  O: I am disappointed. What can I say? 
      ガッカリだ。他に何が言える?
7:54  D: With the awesome question that you were under.. what went through your mind
      at the triple flip? 
      恐るべき質問ですが、君は… トリプル・フリップの時、何が心によぎりましたか?
7:58  O: Just to stay on my feet safe. I knew that in order to win I had to stay on my feet and
      not have any… any falls at all.
      ただ足元が無事でいようとしました。勝つためには、僕は足元が安全で、少しも、どんな転倒も
      ないようにしなければいけないとわかっていました。
8:07  D: What about the… the second triple axel which was a double axel?
      Did you plan it beforehand or that just happened?
       ダブルになった2度目のトリプル・アクセルについてはどうですか?事前に計画していたんですか、
      それともただそうなってしまった?
8:13  O: I knew at the time I was feeling a little bit tired. I thought I should stay up, and
      go down there this for sure, but hindsight's twenty-twenty so maybe I still
      should try…
      あのとき僕は少し疲れていると感じていたとわかっていました。僕はしっかりそこに下りて
      転倒しないでいるべきだと思いましたが、あと知恵だけど、半々なら、それでも
      挑戦すべきだったのかもしれません。
8:24  D: This Canadian audience was absolutely a hundred percent for you
      このカナダの観客は間違いなく100%君のためにいます
8:26  O: Yeah, they were great, worth it. Ah… I'm very grateful.
      そうですね、彼らは素晴らしく、価値があった。とても感謝しています。 
8:30  D: Thank you 
      ありがとう
8:32  X: Ok, of the computer shows that Boitano has won. 
      オーケー、コンピューターはボイタノが勝ったと示しています
8:37  B: Well, well…
      いやはや…
8:39  X: And other skater has yet to come.
      そして他のスケーターはまだ来ていません(やって来ます)。
8:42  B: These…
      これらの…
8:45  X: now 
      さあ…
8:45  B: (sigh)
      (溜息) 
8:46  X: They are still… they are still medalists at stake. You would say. Here's Filipowski.
      彼らはまだ… 彼らのメダルはまだ決まっていません。まだ居てください。
      さあ、フィリポフスキーです。


・‥…━━━☆・‥…━━━☆


オーサーのトリプル・フリップの着地が乱れた時の、“アー”というバトン爺の声。
すかさず、ボイタノさんもトリプルで両足着氷をした(してない!)から大したことじゃないと、
庇うようなコメント

2つ目のアクセル・ジャンプが、トリプルじゃなくダブルになっても、「意図的だった」とまた庇い、
ボイタノさんのトリプル・ジャンプが、トリプル・アクセル2つを含む8個だったのに対して、
オーサーは、トリプル・アクセル1個と着氷が乱れたフリップを含む6個7個で、(9/27訂正m(_ _)m)
しかも3-3のコンビネーションも無いのに、「200%の演技」と言っちゃうところや、

演技終了時に、アナウンサーが、
「Is this Canada's first Olympic men's figure skating champion?
 これはカナダ初のオリンピックの男子のフィギュア・スケートのチャンピオンですか?」と言ってみたり、

アーティスティック・インプレッションの点が出て、ボイタノさんの勝ちが決まった時に、
バトン爺の、「Oh, my (God)! ...(なんてことだ)」 と 「Well, well, well...(おや、おや、おや…)」、
一番最後の方での、大きなため息

(バトン爺の)自国から、オリンピックチャンピオンが再び(禿ルトンに続いて)出たことへの
喜びが一つも感じられません。

ディック爺も、アナウンサーも怪しすぎ。
二人共、アメリカABCのテレビに雇われた、アメリカ人なんでしょうかね?


そして、キス&クライでオーサーにインタビューをする、元選手のデビッド・サンテーに向かって
アナウンサーが、「ボイタノが勝った、彼は2位だ」と伝えるところに、
段取りが急遽変わった焦りのようなものが感じられます。

デビッド・サンテーは、当然のようにオーサーが勝つものと思って、
そういう類の質問しか用意していなかったんでしょう。
場慣れしたインタビュアーではないから、アドリブで繰り出した言葉が
君にいいニュースと悪いニュースがある… 君は2位だ」などという、
負けた人に対して、不躾で無神経極まりないものになってしまっています。
流石にこの部分は、オーサーが哀れですわ。




<追記>
“ちょっと訳してみました”さん
ご協力ありがとうございました m(_ _)m


ご覧いただきありがとうございます    <モスクワの鐘>


ランキングに参加中です!
よろしければクリックお願いします。
にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村

コメントくださる皆様ありがとうございます。m(_ _)m
しかしながら、不適当な内容のコメント、記事とあまりに無関係なコメント、
政治色、宗教色があまりに強いコメント、は削除させていただく場合がございます。
ご了承ください。m(_ _)m