Olympic-Solidarity特例くんがソチオリンピック参加時、IOCのオリンピックソリダリティから
スカラーシップ(奨学金)を受けていたのは、ご存じの方も多いと思います。



特例くんと同時期に奨学金を貰って、ソチオリンピックに参加したのは、
スピードスケートの加藤条治さんと
リュージュの金山英勢さんでした。
http://stilltestmed.olympic.org/media/Document%20Library/OlympicOrg/IOC/Who-We-Are/Commissions/Olympic-Solidarity/Olympic-Scholarships-for-Athletes-Results-Sochi-2014.pdf#_ga=2.106567363.1533026275.1566312732-124743675.1566312732  p.23
受給した3人



ソチ用の奨学金は、この3人が貰っていたのは確かなのですが、
五輪の参加権は獲得できなかったけれど、奨学金を貰っていた人が、もう一人いたようです。

OCA(アジアオリンピック評議会)の資料から
http://www.ocasia.org/News/GetNewsbyNewsID?q=ZGgU9E5V7jO1IkkxxuQ42Yr18uzOzqqzX9TM/huaaVc=
日本は4人だった2
オリンピックソリダリティは、500以上のスカラーシップ(奨学金)の申込書を受け取り、76のNOC(国内オリンピック委員会)からの、382人のアスリートが承認された。

76のNOCのうち、71のNOCがソチ2014の参加資格を獲得、382人の奨学金保持のアスリートの内、244人が大会参加資格を得た。それらの内、39人が上位8位までの入賞をし、4つの金メダル、1つの銀メダル、5つの銅メダルからなる10個のメダルを獲得した

加えて、11の大きいNOC(60人以上の選手団)自由裁量で分配できる、テーラーメイド(特別仕様)の奨学金を与えられた。その11のNOCの内、3つの金メダル、1つの銀メダルの、4つのNOCがメダルを獲得した。

日本のNOC(JOC) は、このテーラーメイドの助成金を与えられ、4人のアスリートに焦点を当て、そのうちの一人が男子のフィギュア・スケートで金メダルを獲得した羽生結弦だ。

羽生は仙台出身で、彼のホームリンクは2011年3月の地震と津波で破壊され; 日本のNOCは、彼がカナダ・トロントで2年間トレーニングするための支払いに、オリンピックソリダリティの奨学金を使った。


・‥…━━━☆・‥…━━━☆


この奨学金への応募締め切りは2012年8月31日でした。

http://slunoc.org/wp-content/uploads/2013/12/1.1-Sochi-2014-Guidelines.pdf  p.4
タイムライン2


その申込書提出期限直前の、スケ連の決算書(平成23年(2011年)度)には
正味財産期末残高が、12億5千万円  (¥1,249,417,098) もあると書いてありました。


ソチ五輪に出場した競技の連盟は、スケ連の他に、以下の5つがあります。

公益財団法人 全日本スキー連盟
公益財団法人 日本アイスホッケー連盟
公益社団法人 日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟
公益社団法人 日本カーリング協会
一般社団法人 日本バイアスロン連盟


各連盟のホームページで見られる、2011年度、あるいは2011年に一番近い年度の決算書類での
各連盟の正味財産期末残高は、以下の通りです。


全日本スキー連盟(ジャンプ・複合・クロカン・アルペン・フリースタイル・スノーボード)
平成24年(2012年)度 正味財産期末残高 ¥999,568,885
http://www.ski-japan.or.jp/wp-content/uploads/h24_jigyoukeikaku-kessan.pdf

日本アイスホッケー連盟
平成23年(2011年)度 正味財産期末残高 ¥120,426,977
https://www.jihf.or.jp/image_data/ACC/21_1.pdf

日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟
平成28年(2016年)度 正味財産期末残高 ¥36.519,210

日本カーリング協会
平成30年(2018年)度 正味財産期末残高 ¥57,483,420

日本バイアスロン連盟
平成26年(2014年)度 正味財産期末残高 ¥4,658,293

日本スケート連盟(フィギュア・スピード・ショートトラック・シンクロ)
平成23年(2011年)度 正味財産期末残高 ¥1,249,417,098


スキー連盟の「正味財産期末残高」は、スケ連に次いで2番目に多く10億円に近いですが、
抱えている「競技種目」も「競技人口」も、スケートよりは多いことを考慮に入れてください。


チームスポーツは、チームスポーツ用の助成金があるようなので
アイスホッケーとカーリングは別にしても、

なぜ最も金持ちのスケート連盟から2人も奨学金を貰えたのかが不思議です。

資産の少ないリュージュの金山選手が奨学金を貰ったのには納得がいくのですが、
個人種目で、しかも連盟の資産が極少ないバイアスロンなどに奨学金が行くほうが、
オリンピックソリダリティの理念に適っているように思えるんですがね…




下はソチのオリンピックソリダリティの奨学金の申込書フォームです。

http://slunoc.org/wp-content/uploads/2013/12/1.2-Sochi-2014-Application-Form.pdf
画像をクリックすると、少しは大きく見えるかな…
申込書 1200-2




それにしても
平成23年度の期末に正味財産残高として 20億円超え(¥2,081,827,579) もの資産を持っていた
JOC(公益財団法人日本オリンピック委員会)の竹田恒和会長(当時)と
https://www.joc.or.jp/about/data/pdf/2011_budget2.pdf

12億超えの資産を持つ「金持ち」スケ連 橋本性子会長が、一緒になって、
2人の選手の奨学金申請をするなんてねえ… 
なんだかねえ…





この話の続きはまた次で…



ご覧いただきありがとうございます    <モスクワの鐘> https://twitter.com/skatingvenusmao


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